おいしいミネラルウォーターとは

ミネラルウォーターのおいしさは、人によって違います。どのミネラルウォーターの銘柄が好きか、人によって違うと思います。また、硬水と軟水でも味が違うので、好みが分かれるでしょう。

ミネラルウォーターの製造者の研究所では、「きき水テスト」などを行い、統計的に「美味しさ」を分析することで、私たち消費者の嗜好を先取りしようと努めています。しかしそれらのデータは企業秘密でもあるので、社外に出ることはありません。

官能検査(きき水テスト)の分析評価は専門家でも難しいと言われているので、私たち一般の消費者ではなおさら判別が難しいと思われがちですが、私たちは長い間いろいろな銘柄を飲んでいるうちに、自分だけのミネラルウォーターの「美味しさ」を発見し、どのミネラルウォーターがおいしいのか探し出しているのです。

一般的なミネラルウォーターの美味しさは、含まれている多種微量のミネラル成分のバランスによって決まります。おいしさに寄与する成分は、カルシウム、カリウム、二酸化炭素、重炭素、溶存酸素です。まずさに関係する成分はマグネシウム、硫酸イオン、硫化水素、マンガン、鉄、銅、亜鉛などです。これらの成分がすべてバランスしていることがたいせつです。また、成分間の相乗効果もあります。たとえばマグネシウムは渋みに関する成分ですが、カルシウムなどとある割合で共存すると、逆に美味しくなる場合もあります。これらのミネラルの量は多すぎても少なすぎてもいけません。ミネラルを全く含まない水は気の抜けた水になってしまいます。バランスが適量ならまろやかになりますし、多すぎると苦味、渋みなどが出てきます。

そのほか、飲む温度もおいしさに関係すると言われます。ミネラルウォーターの適温は10℃~15℃(夏場は10℃~20℃)だと言われています。